読む

  • 野口晴哉『整体入門』(ちくま文庫)
    師資相承的な正統、反復、継承が価値が生む機構の一端というか、どちらかといえば機能よりも営みを喚起する言葉として読むべきなのだろうという印象。

聴く

  • Podcast
    徒歩や自転車で移動していると本が読めないので Podcast をよく聞く。これまで比較的継続的に聞いてきたものを挙げてみる(リンクは Apple Podcast):
    The Book Review:The New York Times の書評コーナーの番組。週1回更新。最近聞く頻度が減っている。以前はもう少し出版ニュース的な内容が多かったような。
    The Writer’s Voice:The New Yorker 掲載の短編小説の著者朗読。週1回。だいたい30分〜1時間くらいなので走りながら聞く。以前はフィクションはあまり聞かなかった。The New Yorker は Radio Hour とか Critics at Large も面白そうな話は聞いている。
    Time to Eat the Dogs: A Podcast About Science, History, and Exploration:科学・探検・歴史等について、歴史家が専門家のゲストを読んで対話する。Podcast というメディアを意識した最初の番組。質問の技術なども勉強になったが最近はほぼ聞いていない(更新頻度も下がっている)。
    In Our Time:BBCの名物番組。雑学(というには濃い話が多い)。
    France Culture の番組:聞きはじめたのは学生のころ。聞く番組は時期によっていろいろ。文化の垂れ流し。
    What Went Wrong:ハリウッド映画の制作裏話。最近聞きはじめたがだいたい滅茶苦茶な話で安心する。

行く

  • velo-city 2027 キックオフセミナー傍聴
    いろいろ知ることが多い。こういう場でのアカデミアやコンサルタントの立ち位置がよくわかる気もする。そもそも国際会議誘致という枠組みでの気運醸成イベントなので中身の議論をする必要はあまりないのだろうと思うが、結局は道路空間の再配分 = 自動車との関係の問題であるという点に言及したのはもっぱらアカデミアからの参加者で、ジェンダーや人権といった前提に(海外の動向として)触れたのはPD進行役のコンサルタントだけだった、気がした(それがどうこうという話ではない)。前半のPDの最後で、登壇者のひとりから、台湾と違って(自転車がある意味身近すぎる)日本には自転車に乗ることの「特別感」がないという趣旨の発言があったが、「特別感」をもって自転車に乗ることは何であれ意味や価値を帯びた行為として自転車に乗ることであり、それはつまり自転車に乗ることの政治性を自覚しろ/認識しろという話である(「単なる移動手段ではなく」という趣旨の発言も散発的に聞かれはしたが)。自転車議連や愛媛関係の議員の参加もそれなりにあった。彼らは One More X が One Less Y を意味することをどう考えているのか、などとも考える。なお選挙後の特別国会初日で、周辺はそんな空気もあり。
  • 西野壮平 Behind the clouds
    2024年撮影の新作を含む東京の Diorama Map 4点と新作の《FL350》シリーズ。地図、絵図、巻物=異時同図的なもの、蟻の視点、鳥の視点といったことは当然考えるが、それよりもむしろ残された痕跡に喚起されて移動、撮影、プリント、切断、配置、イメージの蝟集……のプロセスに意識が向かう。ある種の肌理のようなもの。《FL350》のベースに和紙が選ばれているのは裏側から照らすものとして、ということだろうか(イサム・ノグチの照明のように)。